1932年販売開始の"L-50"。アーチトップボディにラウンドホールのボディデザインにて登場。34年までにL-00と同様サイズ感の腰がくびれた美しいほっそりとしたボディシェイプに変更されていきます。さらにその後にfホール採用、16インチボディやアーチドバック等とにかく仕様変更が激しいモデル。50年頃にはある程度仕様も落ち着き、細く長く販売がされていましたが、フラットトップの黎明、エレクトリック台頭といった時代の変遷の中、71年には兄弟機種といえる"L-48"と共にひっそりと生産終了をしております。
本器は、14.75"ワイドのソリッドスプルースアーチトップにメイプルサイド&バック、フラットバック仕様の34年製Vintage品。マホガニーネック、ハカランダ指板。サスティーンの短い無骨なサウンド、枯れたトーンながら、ダイレクトで潔い迫力感のある出力。ブルース、ラグタイムやスイングジャズなどを初めとしたアメリカンルーツミュージックにはピッタリのドライな音色は、年を経た楽器ならではの有無を言わせない説得力を感じさせます。
こちら全体的な小傷の他、古い時代に作業がされたと思われるボディバック修正痕、バインディングの隙間等がございますが、構造上の大きく問題となるようなダメージはございません。ペグが近年製にリプレイスされており、しっかりとリフレットがされている為、良好なプレイコンディションです。
弾き込むほどに味わい深いプリウォーギブソン、ぜひお問い合わせください。チップボードケースが付属。

Condition:EX+
Top:Spruce
Side:Maple
Back:Maple
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Rosewood
Machine Head:Golden Age Restoration
Fingerboard Inlay:Acrylic Dot
Rosette:3ply
Binding:1ply
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:None
Nut width:45.6mm
Scale:628.65mm
Case:Chip Board Case