四国/愛媛はエム・シオザキ弦楽器工房の塩崎雅亮氏。日本におけるビンテージギター研究家・製作家の先駆け的存在とも呼べる巨匠ながら、今なおその研究熱心な姿勢に陰りを見せない進化する国内有数・ベテランルシアー。これまであらゆる年代の特徴を忠実に再現したMartin Guitarレプリカの製作や、自身の解釈や発展を大きく取り入れたオリジナルモデルの製作など多岐にわたえる作品を産み出しています。本器は、1939年製スタイル42にフォーカスした”OOO-5 Custom 1939 Mint Collection Jacaranda“。トップには端正で美しい杢目のトリファイドアディロンダックスプルース、サイド&バックには緑みのあるしっかりと柾目杢をセンターに配した美事な極上ハカランダを使用。ホンジュラス・マホガニー・ネック、Tバーネックロッド、エボニー指板&ブリッジ、ロングサドル、Waverly4076 Relicペグ、ハカランダ天神板、スノウフレイクス指板インレイ、塗り込みべっ甲柄セルロイドピックガード、メキシコ貝&日本アワビの45スタイル・ロゼッタ&トリム、アイボロイド・バインディング、モザイクバックストリップ、ニカワ接着。本モデルの表板とブレイシングにはトリファイド・アディロンダック・スプルースを使用し、手にした際のリアルな重量感はもちろんトップ厚も忠実に再現されています。また、塗装にはここ数年、とても高い評価を得ているミントコレクションエイジド・フィニッシュを採用。控えな傷加減とサウンド面に大きく影響するウェザーチェック、杢目に馴染むような質感がヴィンテージの風合いを醸しており、これまでにあるスペック・リイシューとは一線を画すより特別感のある仕上がりとなっています。42ならではの甘さときらびやかさが交錯するサウンド。重厚感のある倍音は45のそれとは異なり、42ならではの響きを魅せてくれます。このサウンドは塩崎氏が再現する”45”の倍音構成を持つサウンドボードならでは。手にした瞬間にリアルビンテージと錯覚する質感は、ビンテージマーチンを知り尽くした塩崎氏ならではの業です。ビンテージマーチンモデル製作のトップクラスを誇る塩崎氏の製作モデルは、近年ますますの円熟味を魅せる美事な完成度、、究極の42モデルを存分に味わっていただける1本となっています。この上ないスペックと高い当時再現度を誇る至高の1本。是非お手元に。

Condition:NEW
Top:Solid Torrefied Adirondack Spruce
Side:Solid Jacaranda
Back:Solid Jacaranda
Neck:Honduras Mahogany
Head Top:Jacaranda
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Waverly 4076 Relic
Fingerboard Inlay:Abalone Snowflakes Inlay
Rosette:Abalone
Binding:Abalone Trim/Ivoroid binding
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:42,9mm
Scale:645.2mm
Case:Original Hard Case