MS-14NLは、バンベルグ交響楽団の首席トロンボーン奏者であり、インディアナ音楽大学教授であるCarl Lente(カール・レンテ)氏との共同開発によって実現しました。

ドイツ管特有の輝かしくホールを満たす響きに寄り添いながらも、世界で広く普及しているアメリカ管の操作感をミックスした、実用的なジャーマンスタイル・トロンボーンに仕上がっています。

程良い抵抗感で、クランツ付き9インチの大きなベルから奏でるパワフルで輝かしいサウンドはこの楽器最大の魅力です。

◯ロングフィットバレル
スライドのアウター(外管)の持ち手部分を通常より長くする事でインナー(内管)との接触面が多くなり、６や７ポジションを用いて演奏する際の操作を安定させてくれます。

◯アシンメトリークルーク
各抜差管およびスライドU字部に左右非対称な曲線を描く事で、程良い抵抗で息のスピードが向上し、響きと音色の広がりをもたらします。

◯ベルニッケルリム
ベルの縁にニッケル製のクランツを取り付ける事で、強弱のキャパシティが向上し、音のまとまりを助けてくれます。



〈仕様〉
調子：B♭/F
ベル：9インチ、レッドブラス、ニッケルリム
ボア：13.89mm（0.547インチ）
スライド：ニッケルシルバー、マウスパイプ交換式（ゴールドブラス、イエローブラス、ニッケルシルバーの３本付き）
仕上：ラッカー