MURAMATSU
DS-CCE
温かく、重厚な響き、優れたレスポンス。トーンホール引き上げの最高級総銀製ハンドメイドモデル
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銀の持つ温かい音色に重厚な響き、精度の高い技術によって管体から引き上げられたトーンホールは、音の立ち上がりの良さ、美しいレガートと歯切れの良いスタッカートなどの優れた操作性を実現しています。
吹けば吹く程、このフルートの良さを味わえるモデルです。
右手小指のE♭キイのカップには手彫りの彫刻が施されハンドメイドの雰囲気も十分に味わえます。
最終工程で管体、キイは全て手作業で磨かれ、銀本来の響きが味わえる、音色、吹きやすさ、精度は文句なしの楽器となっています.
■総銀製ハンドメイド無垢仕上げ
■カバードキイ
■Eメカシステム
■ケース付属
日本で初めてフルートの製作が行われたのは1923年。その偉業を成し遂げたのがムラマツフルートの創始者である、故・村松孝一氏(1898~1960)です。
村松孝一氏は1917年、陸軍戸山学校に入隊しコルネットを手にしますが、楽器製作に興味を持ち始め、軍楽隊のすべての楽器の修理をこなしました。1923年にフルートを作り始めました。この頃のフルート奏者の数はプロ、アマチュア合わせても20名ほどでした。
初期の材質は真鍮もしくは洋白を使用し、製作していましたが1932年吉田雅夫氏の依頼により、フォークやスプーンなどの銀食器を溶かし、頭部管をつくりました。
設備や知識、情報もない時代にフルートの製作に取り組んだ村松孝一氏は、ひたすらフルートを愛し、フルート作りに生涯をかけ、現在の日本のフルート製作における礎を築いたともいえます。
そのムラマツフルートの創始者からの長い地道な努力の成果は着実に美を結び、日本のみならず、世界の著名なプレーヤー、オーレル・ニコレ、ジェームス・ゴールウェイといったソリストや、アンドレアス・ブラウ、ヴォルフガング・シュルツをはじめ、世界を代表するオーケストラプレーヤーから最高の評価を受けています。