ABOUT
電源には音圧感や音量感に優れたトランスを採用し、トランスを採用したことによる大型化・重量化を極力回避するために、新しいタイプの小型・軽量トランスを使用(従来製品に比べ3割減)した事により、重量約7㎏で出力450W(4Ω使用時)を実現しています。
従来のALBITのベースアンプの回路を、更に音質向上のために見直し再設計したことで、音の透明度をワンランク上のサウンドに近づけており、プリアンプ部には回路の各所に選別した真空管(12AX7を2本)と、ICのハイブリッド構成を多く取り入れ、さらに音のスピードと音質が向上させています。パワーアンプ部はパワー管交換などから生じるメンテナンスの負担を減らすため、トランジスタが採用されております。
「INPUT」には、ハイインピーダンス回路の「PASSIVE」と、ローインピーダンス回路の「ACTIVE」を装備。
3バンドトーンコントロールに加え、ALBITではお馴染みのスラップ時に威力を発揮する「NOTCH」コントロールを搭載。「NOTCH」コントロールは、スラップ時にも線の細さを感じさせない強くしなやかな中域カット・トーンを生み出します。
トーンコントロールの特性を変えるオリジナルの「CROSS」コントロールを装備し、3バンドトーンコントロールによる音作りの幅が、従来のコントロールに比べ大幅に広がっております。
「MASTER」コントロールを採用したことで、ミキサーやPA送りなどのセッティングを変えることなく、ステージ上のエンクロージャーの音量(スピーカーからの音量)を自由にコントロール可能です。
「BRIGHT」スイッチはスラップに最適な高音域をブーストします。回路を独立させたことにより、他コントロールに影響されません。
「OUTPUT」部には、ライブ演奏時やレコーディング時に、ミキサーやPAにバランス信号を送る「BALANCE OUT」を装備。フロントパネルにはその出力の取り出すポイントを変える「BAL.OUT SELECT」スイッチ、
「BALANCE OUT」から出力信号を調整できる「LINE LEVEL」コントロールも採用されております。
エフェクトループには、「SEND」「RETURN」それぞれに独立したコントロールを装備したことにより、接続したエフェクターを最適にセットアップが可能です。
「POWER AMP IN」は本体プリアンプ部をスルーして、直接パワーアンプに接続されます。
「PREAMP OUT」はプリアンプ部の出力端子です。
「TUNER OUT」はフロントパネルの「MUTEスイッチ」を併用することで音を出さずにチューニングも可能にしています。
ワイドなレンジとピッキングニュアンスを奥深く拾い上げて送り出してくれる音の情報量が詰まった、所謂密度の高いサウンドを持ったダイナミックなアメリカンサウンドをイメージさせるメイド・イン・ジャパンの最上級ベースアンプヘッドです!
出力 : 450W(4Ω)/280(8Ω)
消費電力 : 216W
真空管 : 12AX7×2
コントロール : VOLUME、NOTCH、TREBLE、MID、BASS、CROSS、MASTER、SEND、RETURN、LINE LEVEL、PRESENCE
スイッチ : BRIGHT、PHASE、BAL.OUT SELECT、MUTE、POWER
端子(前面): INPUT-PASSIVE、INPUT-ACTIVE
端子(背面): SPEAKER×2、BALANCE OUT(XLR・フォーン)、TUNER OUT、POWER AMP IN、PREAMP OUT、RETURN、SEND、FOOT SW(EFFECT LOOP ON/OF用)
外形 : 幅330mm×奥281mm、高84mm(突起物を含まず)
重量 : 約7kg