ジャズギタープレイヤーなら必ず通過するといっても過言ではないであろうアーチトップのスタンダードモデルとして1949年に製造がスタートした"イチナナゴ"。
ジョー・パス御大をはじめ、数限りないジャズギタリストを中心に愛され続ける、製造期間60年を超える超ロングセラーです。
こちらはラージマグネットP-90期のES-175、1956年製です。
16インチのラミネイトメイプルボディ/マホガニーネック/ダブルパラレログラムインレイが施されたハカランダ指板/ベイルタイプのテイルピース(クロームパーツに交換)/ラージマグネットのオリジナルP-90。
ヘッド折れ修正歴があるようで、ヘッドトップはリフィニッシュが施されております。
チューナーは近年製のボルトブッシュ式に交換。
その他、ブリッジ・テールピースが交換済み、トップハットノブもレプリカパーツに換装されておりますが、
PU、サーキットに関しては少なくとも同年代、オリジナルパーツと推測しております。
初期のPAFと同じく約63.5mmのマグネットが一つのP-90につき2つずつ設置されているラージマグネット仕様のP-90。
各PUには”下駄”がはかせてあるので、ありがちな顕著な音量差は感じずに演奏が可能です。
ウェザーチェックの貫禄が示すとおり、ヴィンテージ然とした枯れた音色。
乾いたガランとしたサウンドながら、同年代のギターに通じる骨太でコシがある独自な鳴りはアコースティック楽器としてのポテンシャルの高さを感じます。
フレットはオリジナルと見られ、50年代の細く、元よりあまり背の高くない仕様。
高さは6-7割ほどと減ってはいるものの、現状音詰まりなどなく良好な演奏が可能です。
ボディトップ・バックの細かなウェザーチェックに加え、サイドは縦に長く全体に入っており、飴色に焼けたブロンドカラーとも相まってまさに50’s Vintageらしい抜群の雰囲気です。
近年は生産が終了していることに加え、全体的なヴィンテージの高騰もあり、非常に手に入りづらくなってしまったES-175。
上記ネック修正歴他、パーツ交換等の為、掘り出しもの価格でございます。是非お早めにご検討下さいませ!
オリジナルのブラウンハードケースが付属致します。
Weight:3.09kg
Top:Laminated Maple
Side:Laminated Maple
Back:Laminated Maple
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Pick up:P-90