最初の”ES”とも言える1938年製ES-150が入荷です。
通称”チャーリークリスチャンモデル”として知られる当機は、Gibson初のエレクトリック・アーチトップとして1936年に登場、第二次大戦の影響により生産中止となる1942年まで販売され、戦後’47年に再生産となりました。
当機はスクリプトロゴ、”チャーリークリスチャン・ピックアップ”、ソリッドスプルーストップにピッチの狭いFホール、16インチフラットバックのボディ・・・等の特徴を持つ戦前モデル。
シリアルの頭”DGE”は1938年Gibson工場製エレクトリックを示しています。
堅固な印象を持たせる作りから放たれる、ガランと大きく乾いた生鳴りは流石の経年を感じさせる貫禄。
PU、サーキットは恐らく80年代に変更が施されておりますが、えも言われぬ深く豊かな奥行きを持ったサウンドを出力致します。
オリジナルピックガードは劣化に伴い、裏に補強、オーバーラッカーなどが施されていますが、やはり実用の上では懸念が残り、別途特注されたものが付属しておりますのでお好みに応じて換装が可能です。
その他ヘッド低音弦側に補修の跡がございますが、かなり前に修正されたものと思われ、現状問題は一切ございません。
フレットの減り4割ほどと低くなってはいるものの、現状音の詰まり等もなく、ネック回り状態は良好。
変更点はあるものの、経年を鑑みると全体的に大変好印象のコンディションです。
存分にお楽しみいただけるPre-War GIBSON、是非お問い合わせください。
Body Top : Solid Spruce
Body Side&Back : Maple
Neck : Mahogany
Fingerboard : Jacaranda
Pickup : Charlie Christian Type
Control : 1vo , 1To
Weight : 2.42kg
Case : Hard Case