ギブソンアーチトップのシンボディ(薄胴)としては最も初期のモデルである"ES-225"。
初期のレスポールに近いスタイルのトラピーズテイルピースと、ブリッジ下部の補強ブロック(トップのみ接する特徴的な構造)。
おそらくはサスティーン向上を狙って取り付けられたこのウッドブロックは、後のES-335TDのセンターブロック構造の原型として知られます。
16インチのラミネイトメイプルボディ/マホガニーネック/ハカランダ指板/トラピーズテイルピース/ラージマグネットのP-90/キャパシターを含めオリジナルサーキット。
本来ブリッジ下に設置されているサスティーンブロックですが、バック材裏、6弦側Fホール付近に位置が変更されています。
よりホロウ感を得るためトップ材側の質量感を減らしたのか、ハウリング対策なのか、真意は不明ですが、出音に関しては素晴らしく、心地良く適度なソリッド感とP-90の甘くウォームの中にも歯切れの良いフィーリングなど’50s Gibsonの醍醐味を存分に感じられる良品です。
ペグは近年製のクルーソンに交換、フレットナットはオリジナルをキープしておりますが、プレイヤビリティに優れた良いコンディションです。
ネック裏の塗装剥げ、細かな打痕、ウェザーチェック等ございますが、経過年数を考慮しますと外観・状態ともにとても安定した個体でございます。
ジャズやブルースは勿論のこと、ファンク、R&B、そして意外にもパワフルなアウトプットはロックなアプローチも十分可能。幅広いジャンルで活躍できるポテンシャルを堅持。
一見華奢な印象のルックスは実際取り回しも良く、ヴォーカリストの楽器としてもおススメ。
実用性抜群なヴィンテージです!
非純正のハードケース、中古6か月保証が付属いたします。
Weight: 2.78kg
Top:Laminated Maple
Side:Laminated Maple
Back:Laminated Maple
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Trapeze Bridge
Fingerboard Inlay:Dot inlay
Binding:White
Pick up:Original P-90
Nut width:43,2mm
Scale:642.65mm