1960年製ES-330Tが入荷です。
ES-335と同等のボディデザインを持ちますが、内部はホロウ構造のシンボディアーチトップ。
一貫してP-90が搭載され、初年度59年から63年までに製造されたセンター位置に1PUというスペックの当機。
Gibsonにて一般的なミディアムスケールを採用していますが、後のES-330TD、ES-335TDなどと違い、ボディとネックの接合部が16フレットに設計された通称「ショートネック」。
かまえた際の収まりがよく、右手の位置が自然とピックアップから外れるため、一見邪魔になりそうなピックアップの位置もさほど気になりません。
フルアコ構造1PUというスペック故のアコースティックでワイドなエアー感、センター位置のPUからは乾いた歯切れの良いトーンを確保しつつも、P-90のコシのあるメロウなトーンも、ピッキングニュアンスとコントロールでしっかりと演出することが可能です。
ネックはすんなりと手に馴染むグリップ感を残しつつ薄めにシェイプされており、豊かなサウンドキャラクターとともに、ルックス以上の汎用性を感じさせます。
Body:Maple
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Frets:22
Pickup:P-90
Brigde:Tune O Matic
Control:1Vol 1Tone