1951年製ES-125の入荷です。
戦後46年の販売再開よりGibsonの普及モデルとして広く販売されたES-125。
Gibson史上最もシンプルな構成、”ギターを弾く事”の楽しさを、ストレートに感じられる素直なサウンドを持ちます。
価格の上昇が恒常化している50年代製モデルの中でも、比較的お求めやすいヴィンテージとして人気の高まりつつあるモデルです。
51年頃からは、トップ/バック材がラミネイトメイプルに、固定式のポールピースが”アジャスタブルポールピース”つきの”P-90”に変更となり、その後カッタウェイ、シンボディ、2ピックアップと派生モデルが登場し、1970年まで製造されたES-125。
当機は各部仕様、シリアル、ポッドデイトより、P-90登場初期の1951年製と推測される個体でございます。
ペグが60年代後期の2コブ、2列刻印のクルーソンに変更、ブリッジも恐らく同時期に換装されたであろう、サドルリテイナー、パテントNo付きのゴールドABR-1に変更されています。
その他、ピックガード欠品、ナット交換、ネックヒール部ストラップピン増設がございますが、ピックアップ、サーキットはオリジナルをキープ。テールピース、50年代らしく幅の狭いフレットもオリジナルと思われます。
全体的に目の細かいウェザーチェックがでており、細かなスレやキズ、小さな打痕など経年なりの風格を感じさせるものの、大きく目立った塗装の劣化やダメージはございません。
フレットは5割程と低くなってきてはいますが、すり合わせもされており、ロッドの調整も効き、現状問題なくお楽しみ頂けるネックコンディション。
ポットは2点ともIRC "105"表記、バンブルビー搭載以前の”グレイタイガー”コンデンサを搭載。
トーンを絞った際のモワっとした色気のある甘いサウンドは、ヴィンテージらしいマイルドさを持ちながらも、しっかりと抜ける絶品の効き心地。
ABR-1搭載により、多少シャープな「ジャッジャッ」としたブラッシング感が付与された印象もありますが、シンプルな構造故にP-90のパワフルな押し出しを持った50sサウンドを存分にお楽しみいただます。
非純正のハードケース、中古6ヵ月保証が付属いたします。
Weight:2.36kg
Body:Laminated Maple Top & Back/Mahogany Side
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Frets:19F
Pickup:P-90
Brigde:ABR-1 (non original)
Control:2V 2T