日本が誇る世界が認めたクラシックギターブランド”桜井正毅”。30年以上もの間、故河野賢氏に師事し伝統や技術を伝承しつつ、独自の製作技術を展開する日本を代表する製作家です。1988年第4回パリ国際ギター製作コンクール1位獲得後、その地位を確固たるものにしました。本器は最高峰フラッグシップモデルとして革新的な技術を全て取り入れ、河野ギター製作所がストックしている最高級の銘木を使用する”Maestro-RF”。2016年製USED品です。スプルーストップ、ハカランダバック、マダガスカルローズローズウッドサイド&ブリッジ、エボニー指板、ゴトー510ゴールドペグ、カシューフィニッシュ。モデル名にも入っているレイズドフィンガー仕様は弦に対する表面板の角度がつくことで弦振動を敏感に捉えることが出来、アポヤンドでもアルアイレでも音色差を感じさせない太い音像と豊かな音量を出力します。また、桜井ギターらしいどこのポジションを弾いても均一でバランスの良さ、長いサスティンはまさにこれはクラシックギターの完成形の一つと感じさせるポテンシャルを有します。また、こちらのモデルの裏板は通常マダガスカルローズウッドを使用されますが、こちらの個体はハカランダが使用されている特殊個体です。弦振動をそのまま反射しているかのような音の立ち上がりをお楽しみ頂けます。状態ですが、一弦下の弦飛び傷や表面板右サイドの打痕、その他目を凝らさないと見えない程度の小さなキズはございますが全体として非常にきれいな状態を保っています。フレット脇にはエボニーとフレットの収縮差によって生じた塗装の浮きが見られますが演奏性や今後の楽器管理に特に問題はございません。他ブランド製ギグケースと桜井氏ご本人直筆のハカランダ材鑑定証明文が付属いたします。
Spec:EX++
表板:松単板
横板:マダガスカルローズウッド単板
裏板:ハカランダ単板
ネック:マホガニー or セドロ
指板:黒檀
下駒:マダガスカルローズウッド
糸巻: ゴトー 510
塗装:カシュー
上駒・下駒:牛骨
指板幅:52mm
弦長:650mm