江崎氏は入社2年目にヤマハで新設されたギター研究課に所属。ギターの音作りの難しさに魅力を感じ、ギターを生涯の仕事とすることを決心。ギターの母国スペインでギター製作の真髄を学ぶため3年間修行へ行き、グラナダでエドゥアルド・フェレールに、マドリッドでマヌエル・エルナンデスに師事。帰国後、ヤマハ最高級ギターの製作を担当し、1975年~1982年に製作したヤマハ『GC-30B』は、ギタリストやや愛好家達の中でエザキモデルと呼ばれ名を馳せた。その後技術の責任者としてヤマハギター全般の幅広い職種を担当。ヤマハを定年退職後、2007年より自身の工房で本格的に江崎ギターの製作を開始。スペイン伝統の製作技術と多くの経験や知識を生かし、時間を掛け一本一本魂を込めて製作している。スペイン的な香りの音色やバランスの良いパワフルなサウンド、演奏性の良さは多くのギタリストにも高い評価を受けています。本器はリーズナブルな価格ながら本格的な仕様の”No.35G”。表板にドイツ松、側・裏板にインディアンローズウッドを用い、セドロネック、黒檀指板、マダガスカルローズウッドブリッジを採用。ボディ全面をセラックニスで仕上げており、塗膜厚を抑えることで鳴りを向上。「エザキ・サウンド」をしっかりと継承した価格以上の鳴りを体感できる一本です。
Condition:NEW
Top:Solid German spruce
Side:Solid Indian Rosewood
Back:Solid Indian Rosewood
Neck:Cedro
Fingerboard:Ebony
Bridge:Madagascar Rosewood
Machine Head:Gotoh 35AR1800-2M
Fingerboard Inlay:none
Rosette:Original Mosaic
Binding:Rosewood
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:52mm
Scale:650mm
Case:None