Gibsonを代表するラウンドショルダーモデルの元祖となる”Jumbo”モデル。”Jumbo”は元々1930年にラインナップされたMartin Dモデルに対抗するべく1934〜1936年の短い期間に作られました。ベルシェイプの16"ラウンドショルダーモデルで、その後は"Jumbo 35 / J-35”へ、そしてGibsonの中でも1番有名なモデルになる”J-45”へと引き継がれていくモデルとなります。当時の"J-35"は35ドルと廉価モデルとしてラインナップされましたが、”Jumbo"は60ドルと高価でした。そんな”J-35”の豪華版として数年間のみラインナップされたのが、本器”Jumbo 55 / J-55"になります。製造されていたのは1939年〜1943年の数年間のみと短く、またその数年の間にもマイナーチェンジが繰り返されていました。本器はシリアルがほとんど消えてしまっており正確には判別できませんが、最終仕様期にあたる1941〜43年頃の製造と思われる後年仕様Vintage品。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板、ハカランダ”バットウィング”ブリッジ、ファイヤーストライプラージピックガード。初期仕様の”J-45”同様のテーパードヘッドに肉づきのあるファットネック(戦中ベースボールバットのようには太くありません)、そして30sギブソンのような大きくスキャロップされたトップブレイシング。30sとEarly40sの特徴を有するビンテージならではの弾き心地の1本です。太めのネックながら握り難くはなく、手に馴染むビンテージフィール。しっかりと空気を含む箱鳴りは30s譲りのサウンド。濃密でしっかり響く低域ながら重心はそれほど低くなく、歯切れ良く抜けの良いサウンドはかき鳴らした時の気持ち良さが抜群のビンテージサウンドです。プレイコンディションも非常によく、弾きやすいアクションをしっかりと保っています。ペグがLate60sのダブルラインクルーソンに交換されています。サウンドホール上部のクラック補修あり、ボディバックに一部接木による補修がされており、またボディサイドにジャック穴の埋め補修が見られますが、いずれも程よくキレイに補修されています。しっかりと必要箇所のみ補修がされており、ビンテージのサウンドやフィールは損なわない手入れがされた本器。まだまだしっかりとお使いいただける現役バリバリのビンテージギブソン。ジャンボモデルをお探しの方は、是非合わせて要チェックいただきたい、乾いたサウンドがグッドな1本です。汎用ハードケース付属
Condition:EX+
Top:Solid Spruce
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Kluson Deluxe/Late 60s
Fingerboard Inlay:Dot
Rosette:White&Black
Binding:White
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:None
Nut width:43mm
Scale:632mm
Case:Hard Case