King of the Flat Tops(フラット・トップ・ギターの王様)とも称される17インチボディサイズを誇るギブソン"J-200"。本器は仕様とシリアルから1964~65年製と見られる1本。1937年にアメリカのカウボーイスターであったRay Whitley(レイ・ウィットリー)のカスタムモデルとしてSuper Jumboのモデル名にて発表されたのがその始まり。80余年の歴史の中でその基本スペックは変わる事無く現在に至るまで受け継がれるギブソンのフラッグシップモデル。カントリーからフォーク、ロックまで、時代の奔流のいずれを紐解いても、その時代時代のアーティストに影響を与えている象徴的なギターです。スプルーストップ、メイプルサイド&バック、メイプル3pcネック、ハカランダ指板、ハカランダムスタッシュブリッジ&チューンオーマチックブリッジ、ナイロンサドル、フラワーモチーフのエングレイヴピックガード、ゴールドワッフルバックチューナー、ノンスキャロップXブレーシング、トップ変形防止のための内部補強材もオリジナルのままです。ゴンっとした中低音、60年代らしい枯れ感とキレ、ジャンボサイズならではの響きの余裕、そしてチューンオーマチックブリッジ特有のユニークなトーンを持ち合わせており、まさにこのモデルにしか成し得ない味のあるサウンド。ネック裏ナットの真裏辺りに浅い亀裂のタッチアップ修正痕、ピックガードの縮み、チューンオーマチックブリッジの僅かな反りなどはございますが、ボディにクラックは無く、パーツ類もフルオリジナル。60年代らしい豪快なウェザーチェックが全体に見られ、貫禄は充分。年代から考えればキズ、打痕などは非常に少なく、大変美しい状態です。ネックの状態含めプレイコンディションも大変良好。ボブレン製ハードケースが付属します。
Condition:EX+++
Top:Solid Spruce
Side:Solid Maple
Back:Solid Maple
Neck:Maple
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Kluson Waffle Back
Fingerboard Inlay:Crest inlay
Rosette:Black&White
Binding:Black&white
Pick Guard:Original
Pick up:none
Nut width:44mm
Scale:643mm
Case:Hard Case