YAMAHAのギター研究課に所属していた江崎氏。 修行のため、3年間スペインへ渡りEduardo Ferrer (エドアルド・フェレール)と Manuel Hernandes (マヌエル・エルナンデス)に師事。グラナダと、マドリッドの 両派で製作技術を身に付けた製作家です。 1970年代当時、YAMAHAの最高級モデルだったGC-30Bも江崎氏によって 手がけられ、ギター愛好家だけでなくNarciso Yepes (ナルシソ・イエペス)やOscar Ghiglia (オスカー・ギリア)等といった名手達からも高い評価を得ており、 師であるHernandes y Aguado (ヘルナンデス・イ・アグアド)直系の名器として “江崎サウンド“を確立。広く知られる製作家となりました。YAMAHA退職後は 自身のラベルで製作活動を展開。大手ギターメーカーでの輝かしい実績と、 40年以上もの長いキャリアを持つ日本の名工の1人です。本器は、単板スプルーストップ・単板マダガスカルローズウッドサイド&バックを用いたモデル、No.55。トップはセラック塗装(サイド&バックはラッカー塗装)で、塗装の質の良さも素晴らしく、材の良さ、そして木工技術の高さが掛け合わされ、下位モデルのNo35とは別格のサウンド。低域の重厚な響き、高域の煌びやかで甘いトーンはまさにこだわりのエザキ・サウンド。
Condition:NEW
Top:Solid Spruce
Side:Solid Madagascar Rosewood
Back:Solid Madagascar Rosewood
Neck:Honduran Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Madagascar Rosewood
Machine Head:Gotoh 35AR510QC-P-MTG
Finish:Lacquer/Shellac on Top
Nut Width:52mm
Scale:650mm
Case:None