1955年から1969年まで生産されていた"D-21 Jacaranda"。18ギターのプレーンなルックスにローズウッド製のボディを持つドレッドノートで、ほかの定番機種と比べると生産規模も小さく、玄人にもうける通好みのモデルです。本器は1963年製の1本。スプルーストップ、ハカランダサイド&バック、ハカランダ指板&ブリッジ、オリジナルクルーソンペグ、ベッコウセルピックガード、ベッコウセルバインディング、ノンスキャロップドXブレイシング。D-28よりも軽やかな立ち上がり、引き締った明るい音色が魅力でボリューム感も抜群です。適度にタイトな低音から高音までのバランスは、ちょうどD-18とD-28の中間を感じさせます。経年の進んだハカランダならではのトルクの強いドライブ感ある出音、ドライで追従性にすぐれた反応の良さをもち、音量感も豊富。強いタッチにもしっかり反応し豪快にスカっと鳴ってくれます。28より軽やなレスポンス感で鳴らしやすく、とても扱いやすい印象です。正面左側のサイドに表面上の割れの補修があり、裏からも補強が当てられおり、丁寧な補修が行われております。過去にネックリセット、リフレットも行われておりしっかりとプレイコンディションも保たれております。バック面の下の木に僅かな波打ちが見られますが現状問題のない状態です。年代を考慮するときれいな状態が保たれており、大切に使用されていたのが伺えるコンディションです。近年流通数も少なく、28と同じハカランダモデルでありながらややマイナーで、また一味違う優れた音色を持ったコアなファンも多いモデルです。汎用ハードケースが付属します。
Condition:EX++
Top:Solid Spruce
Side:Solid Jacaranda
Back:Solid Jacaranda
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Kluson
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:Black&White
Binding:Tortoise Color
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:None
Nut width:42.9mm
Scale:645.2mm
Case:Hard Case