ギブソン社初のスクエアショルダ型アコースティックギターとして1960年に発売されたハミングバード。現世に至るまでGIBSON社の中でもロングセラーの人気モデルですが、特に初年度のハミングバードは文献にて156本のみの生産と超極少品。世界的にもかなりレアなコレクターズアイテムとなります。そして本機は1960年初年度の1品。初年度は24 3/4スケールというのが一般的でダブが登場した62年より25 1/2スケールが混在しますが、本機は大変珍しい初年度モノのロングスケール品です。初期型でのみ見られる深く茶色味を含んだダークチェリーサンバーストカラーが特徴的です。J-45と比べて倍音を多く含んだ音色はハニートーンと形容され、美しく描かれたハチドリの鮮やかなピックガード。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板&ブリッジ、前期にのみ採用されたグロスセラミックアジャスタブルサドル、オリジナルパーロイドノブクルーソンペグ、クラウンヘッドインレイ、ダブルパラレログラム指板インレイ、オリジナルピックガード、ノンスキャロップブレイシング、ヘッド角17度、ナット幅約43ミリレギュラーピッチ。ヒールにはストラップピンがマウントされています。ネックシェイプはかなり薄めのシェイプで握りやすくスタンディングでも容易なグリッピングが可能です。箱鳴りが通常よりたっぷりの個体でアジャスタブルサドルがもたらす基音にまとう強いエアーがオン・オフ、デュアルでマイキングしたような贅沢な響きです。ロングスケール仕様ならではのテンション感で半音下げなどでのプレイでも減衰が少なくアクティブに響きます。殆どわからないレベルでサウンドホール上面から指板エンドにかけてわずかなピックガードクラック修正あとがありますがその他は素晴らしいノンクラック。小傷が見られる程度で塗装の塗膜もしっかりと残った極上コンディションでピックガードのハチドリの絵もパーフェクトに残っています。ネックは大変美しいストレートでプレイコンディションは素晴らしく良好、今後の使用面でも安心度が高い状態です。これだけレア度の高いアイテムで音色や演奏製も兼ね備えたアイテムは本当に稀でまずお目にかかれないでしょう。良い個体を見つけるのは至難の超コレクターズアイテム。ハードケース付属。その他詳細はご遠慮なくお問い合わせ下さい。
Condition:EX+++
Top:Solid Spruce
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Kluson/Gold Parloid Knobs
Fingerboard Inlay:Double Parallelograms
Rosette:White&Black
Binding:White&Black
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:43mm
Scale:647.7mm
Case:Hard Case
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三木楽器梅田店
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