ワイドネック期の"O-18"、本器は1937年製Vintage品。渋く雰囲気のあるシェイドトップカラーの1本。アディロンダックスプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、グローバーオープンバックペグ、ハカランダ化粧板、アバロン指板ドット、べっ甲柄セルロイドピックガード、べっ甲柄セルロイドバインディング、スチールTバーロッド、ロングサドル、44.5mm幅ワイドネック、スキャロップド・Xブレイシング。とてもキレイなコンディションを保たれた本器。ボディトップ指板サイドとボディサイドに軽微なクラック補修が見られますが、それ以外はパーフェクト。パーツ交換も見られず、フィニッシュを含めとても高いオリジナル度が保たれています。また、とても丁寧なネックリセットがされており、演奏性もとても良好です。"O-18"は当時廉価モデルのひとつでしたが、40年代より後の同モデルとは似て非なるもの。この時期の"O-18"は楽器としての性能も高く、とても高いポテンシャルと魅力を見せられます。豊かな倍音と音量、しっかりとしたレスポンス、程よいレンジ感のトーン、豊富なダイナミクスレンジとタッチにより様々な顔色を見せるサウンド。コンディションの良さも相まって、元気かつ快活な骨太グッドサウンドの1本で、様々な音色を極上のトーンで味わえる本器。プレイアクションもしっかりと調整されており弾きやすく、ワイドネックも経年での摩耗か太さを感じさせずとても手に馴染む好感触です。この時期のものでしか味わえないサウンドや、コンパクトなサイズ感からは考えられないボリュームは何物にも替えがたい魅力です。当時の売れ線モデルのひとつだった"O-18"、1937年に227本生産された中の1本。経年を考えれば驚くべき保存状況で、美しい色味のシェイドトップもコレクション性に長けた要素のひとつ。オールドマホガニーの雰囲気を存分に堪能して頂けオススメの本器。是非、お手元でお確かめください。その他の詳細お気軽に問い合わせ下さい。

Condition:EX+++

Top:Solid Adirondack Spruce

Side:Solid Mahogany

Back:Solid Mahogany

Neck:Mahogany

Fingerboard:Ebony

Bridge:Jacaranda/Ebony

Machine Head:Original Grover/Nickel

Fingerboard Inlay:Abalone Dots

Rosette:Black&White

Binding:Tortoise Color

Pick Guard:Tortoise Color

Pick up:none

Nut width:44.5mm

Scale:632.5mm

Case:Hard Cace