市場に滅多に出てこないオリジナルJ-35の中でも輪をかけてレアなオペークブロンドフィニッシュの一台。このギターはネックブロックのコードスタンプとスペックから1942年製と思われます。一見ナチュラルカラーと似ていますが、表板は不透明のクリーム色です。1941年の末から1942年初頭にかけて、本当に数本しか無いと言われています。アディロンダックスプルーストップ、薄いチョコレートブラウンのマホガニーサイド&バック、ラウンドシェイプマホガニーネック、ハカランダ指板&レクタングルブリッジ、三連クルーソンペグ、筆記体ヘッドロゴ、テーパードヘッド、パール指板ドット、オリジナルピックガード、7プライロゼッタ、5プライバインディング、フレンチネックヒール、トップ構造は1941年～1942年に採用されたトーンバー二本のスキャロップブレイシングです。ロウポジションでの爆発的なボリュームを身上とするドライなサウンドが持ち味。定番のJ-45と比べるとやや大味です。1936～1942年と短期間で生産が終わってしまったために、現存するオリジナルのJ-35はビンテージ市場で高額で取引されます。ちなみにOpaque Blondはもともとマンドリンで使われており、二十年代などに見られるカラーでした。経年を踏まえても非常にコンディションが良く、楽器としての良さはもちろんですが、Vintage Guitarとしての希少価値も極めて高く、まず市場に出ることがありません。ギターでは極めて稀で、ギブソンフラットトップ中、抜群のコレクション度を誇るギターの一つといえます。J-45とJ-35に数本しか確認されていないウルトラレアなカラーです。

Condition:EX+++

Top:Solid Adirondack Spruce

Side:Solid Mahogany

Back:Solid Mahogany

Neck:Mahogany

Fingerboard:Jacaranda

Bridge:Jacaranda

Machine Head:Kluson/Nickel

Fingerboard Inlay:Dots(Pearl)

Rosette:White&Black 7-Ply

Binding:White&Black 5-Ply

Pick Guard:Tortoise Color

Pick up:none

Nut width:43mm

Scale:628.65mm

Case:Original Hard Case