コリングスが手掛けるブランド”ウォータールー”。アメリカン・ルーツ・ミュージシャンに愛された古き良き時代のカラマズークオリティをリバイバルし、徹底的なまでの拘りを持って製造することをコンセプトとしています。ギブソンが自社のセカンドブランドにカラマズーと町の名前を付けた事に因み、ビル・コリングスはオースティンの旧名である"ウォータールー"をブランド名にしました。本器はGibson L-00ボディを持つKalamazoo KG-14スタイルのモデル"WL-14X"。2010年代製USED品です。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板&レクタングルブリッジ、ゴールデン・エイジ・レストレーション・チューナー、パール指板ドット、ホワイトピックガード、アイボロイド1プライロゼッタ&バインディング、T-Barロッド、Xブレーシング仕様。ギブソンのセカンドブランドとして製造されていた”カラマズー”。ブランド名は当時の工場の地名からとっており、通のみが知るブランドの一つで愛されオマージュやリスペクトされることも多いブランドです。ウォータールーもその一つですが、ヴィンテージマーティンへの敬意の払い方ひとつとっても異常と言えるまでの徹底的な拘りを見せるチームが作るものは並大抵ではない拘りを見せます。ルックス面では当時と同じ3連オープンバックチューナー、ヘッドトップはブラック、レクタングルブリッジ。何よりもギブソンやカラマズーらしさを出すためにあえてボンドをはみ出させるなど本来自分たちがしない工程にまで拘るほどの徹底さ。クオリティの高さは随一と言えます。骨太でコシのあるサウンドはコリングス譲り。ドライでワイルドな出音、ギブソンらしさを感じさせる雰囲気を持っています。スプルーストップらしい中低音の乾いたサウンド、ブルースの似合いそうな雰囲気の音色。サウンドホールと指板の間、センターシーム箇所に剥がれた痕が見られますが、修正されておりタッチアップで比較的違和感の少ない状態になっています。ブリッジの4弦と5弦ピンホールの間にクラックが入った跡が見られますが、よく見ると分かるほどの状態に修復されており丁寧に修復されたことが窺えます。その他はヘッド表に薄い擦りキズやピックガードの薄い弾きキズ、タッチアップされた周りの薄いテカリなどが見られますが、比較的キレイなコンディションをキープされた本器。T-bar仕様の為僅かな反りなどは見られますが、大きな反りなどはなく演奏性良好。現在ウォータールーは製造されておらずで非常に希少。コンディション良好な1本、お探しだった方はお早めに。
オリジナルハードケースが付属します。
Condition:EX+
Top:Solid Spruce
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Golden Age Restoration Tuners/Relic
Fingerboard Inlay:Pearl
Rosette:White
Binding:White
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:44.5mm
Scale:631.8mm
Case:Original Hard Case