広島・似島にて自身の工房を構える向江良太氏。カナダのマスタールシアーSergei de Jonge(サーゲ・デ・ヤング)の工房でノウハウを学び帰国。現在は自身の屋号でギター製作を勤しむ新鋭ルシアーです。本器は先のSound Messe2019でも展示されてた"RC Flush Cutaway Cocobolo"。約15インチのボトム幅を持つOM相当サイズのMukae Guitarsオリジナルシェイプの1本。トップ材には全面にベアクロウ杢がびっしりと入った美しいジャーマンスプルース(オプション)、サイド&バックにはキレイな濃淡の追柾杢が美しいココボロを採用。また、ネック材には美事な縮み杢がホログラムの様に浮き出たフィギュアドマホガニーネックを使用しています。エボニー指板&ブリッジ、ゴトー510ペグ、スポルテッドメイプルロゼッタ(オプション)、カーリーコアバインディング(オプション)、高い技術を必要とするシームレスなネックジョイント部を描くベネチアンスタイルのフラッシュカッタウェイ(オプション)。トップ構造はエックスを軸としたオリジナルテーパーブレイシング、サーゲ直伝の質の高いフレンチポリッシュ塗装。贅沢な材を惜しげもなく用いたショウエキシハイビジョンモデルの1本。実直な彼の性を等身大で写した様な芯の通った逸品。コシのあるレスポンスに折り重なる倍音。それでいてぼやけず響き渡る音色は、しっかりとしたサスティンとうなりを聴かせ、聞き手はもちろん弾き手をも心地よい空間へと誘います。程よい胴の大きさは十分な低音感とレンジ感を持っており、幅広いジャンルで活躍してくれそうなサウンド。フィンガー系ドロップチューニングにも安心して使えるテンション感も魅力のひとつです。益々の完成度を誇るこの感触は、是非直にご体感して頂きたいオススメの1本に仕上がっています。日本作家には少ないサウンドキャラクターで、組み上げや仕上げ、フレットワーク、セッティングなども確実。弾いてよし愛でてよしの、質の高い美事な材が負けていない造り込みの1本。是非、直にそのお手元でお確かめください。
Condition:NEW
Top:Solid Bear-claw German Spruce
Side:Solid Cocobolo
Back:Solid Cocobolo
Neck:Figured Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Gotoh510/Gold
Fingerboard Inlay:none
Rosette:Spalted Maple
Binding:Curly Koa
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:44.5mm
Scale:645mm
Case:Original Hard Case